こんばんは!
前回、淡水魚の【オヤニラミ】についての記事を書きました。
読んでいない人は読んでみてください!
この魚も、外来種や都市開発によって、生息地を奪われてどんどん生息数が減っています。
この魚は、環境省レッドリストの【絶滅危惧種】に登録されています。
今回は、この【絶滅危惧種】について自分なりに調べてみてまとめてみます!!
簡単に、この絶滅危惧種について説明すると、絶滅の危機にある生物種のことです。
環境省のレッドリストというものに載っている動物と植物です。
このレッドリストは10分類で分けられています。
動物
- 哺乳類
- 鳥類
- 爬虫類
- 両生類
- 汽水・淡水魚類
- 昆虫類
- 貝類
- その他の無脊椎動物(クモ形類、甲殻類等)
植物
- 植物Ⅰ(維管束植物)
- 植物Ⅱ(維管束植物以外 海苔類、藻類、地衣類、菌類)
この動植物で10分類で分けられています。
この絶滅危惧種は、10分類とは別に、絶滅から地域個体群の9つのカテゴリーに分けられています。
このカテゴリーを詳しく書いていきます!
・絶滅(EX)
我が国ではすでに絶滅したと考えられる種
・野生絶滅(EW)
野生では絶滅した種
・絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
絶滅の危機に瀕している種
・絶滅危惧ⅠA類(CR)
近い将来、野生での絶滅の危険性が高い種
・絶滅危惧ⅠB類(EN)
ⅠA類ほどではないが、近い将来、野生での絶滅の危険性が高い種
・絶滅危惧Ⅱ類(VU)
絶滅の危険が増大している種
・準絶滅危惧(NT)
現時点での絶滅の危険性は低いが、条件によっては「絶滅危惧」に移行する可能性がある
・情報不足(DD)
評価するだけの情報が不足している種
・絶滅のおそれのある地域個体群(LP)
地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高い種
簡単ですが、まとめてみました。
昨日紹介した、オヤニラミは汽水・淡水魚類群の【絶滅危惧ⅠB類】に分類されています。近い将来、絶滅してしまう可能性のある種類です。
オヤニラミで少し書いたのですが、汽水・淡水魚類群で例を上げてみたいと思います。(2015年のデータになります。)
- 絶滅(EX)3種
チョウザメ・スワモロコ・ミナミトミヨ
- 野生絶滅(EW)1種
クニマス
- 絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)
- 絶滅危惧ⅠA類(CR)69種
ミヤコタナゴ・ゼニタナゴ・アユモドキなど・・・
- 絶滅危惧ⅠB類(EN)54種
ニホンウナギ・オヤニラミ・アカメなど・・・
- 絶滅危惧Ⅱ類(VU)44種
キンブナ・ギバチ・オショロコマなど・・・
- 準絶滅危惧(NT)34種
アブラボテ・イワトコナマズ・ヤマメなど・・・
- 情報不足(DD)33種
ドジョウ・ニッコウイワナなど・・・
- 絶滅のおそれのある地域個体群(LP)15集団
栃木県のミツバヤマメ、有明海のスズキなど・・・
こんな感じで、各分類で、分類されています。
少しは分かったかな??
出典 www.env.go.jp/press/101457.html
環境省のHPに分かりやすい表があったので借りてきました!!
このデータは2015年に掲載されたものです。これよりも前のデータも見ることが出来たので軽く見てみましたが、どんどんこのリストに載っている種類が増えています・・・
悲しいことですが、私達人間が住みやすくなるに連れて、生き物たちはどんどん生きにくい世界になってしまっています。
他の記事にも書いているのですが、俺の目的は、たくさんの人たちにこの事を知ってもらうことだと思っています。
個人の力で、生き物の絶滅を食い止めることなんか出来ないし・・・
今回、まとめたものは、環境省のものなので、日本国内だけのものになります。
世界を見てみるともっと早いスピードでどんどん絶滅に向かっている種類も多いと思います・・・
少しでも、生き物に関心のある人たちには知っていてもらいたい問題です。
今回は、簡単ですが【絶滅危惧種】について調べてみました!!
次は、ブラックバスとかの外来種について調べてみようかな!